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てくてく図鑑

AREA7

善通寺市内


香色山 経塚群

こうしきざん きょうづかぐん

解説

「経塚」とは経典を埋めた塚のこと。経典を書写し埋納することで功徳が得られるとされ、平安時代後期に貴族の間で盛んに造立された。
平成8年(1996)、この経塚群からは平安時代後期のものと思われる銅製経筒などが出土した。おそらくは弘法大師空海を輩出した佐伯氏、あるいは善通寺の僧侶による埋経であろうと考えられる。現在、出土した遺物は善通寺市指定文化財として善通寺市立郷土館に寄託・展示されている。
また経塚の横には不動明王と愛染明王の石像があり、その背面には、この経塚が江戸時代・寛政4年(1792)に発見され再び埋め戻された経緯が記されている。

指定区分

県指定文化財

構造

年代

平安時代

所在地

香川県善通寺市善通寺町